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オゾン水で小松菜育成

オゾン水って水から生成され、やがては水に戻ると言われています。人体に対しても危険性は無いと言われているようです。 また、いろいろな研究機関では農業分野への活用についての模索が続いているようで、それらの論文をネット上で読むことができます。

 そこで個人的な興味から小松菜の育成にオゾン水を使ってみたらどうなるのかを実験してみました。ミニプランターにホームセンターで販売されている野菜用の土を使い、それぞれに0.5gの種を蒔いてその生育を比較してみました。

 写真は種を蒔いてから19日目のもので、左側がオゾン水のみを与えたもの、右側が水のみを与えたものです。今年の夏も猛暑だったので、あまり直射日光の当たらない半日蔭のようなところで生育を観察しました。雨にあたることもなかったので左側には一切の水を与えてなく純粋にオゾン水のみで生育したものです。収穫までの27日間に亘って観察しましたが、写真に示されているように両者に生育上の違いを見つけることは出来ませんでした。また実際に食してみましたが味の違いもなかったと思いました。

 この実験をもって植物に対して害が無いと言い切ることはできませんが、少なくとも小松菜の生育に悪影響は及ぼしていなかったと言えそうです。

 この実験のもう一つの目的は、農薬の代用になるのであろうか、ということでした。小松菜は虫食いされやすいといわれていますので、オゾン水を葉っぱに噴霧することで虫食いが抑えられるのではないかと思いました。しかしながら結果にその差はありませんでした。写真の左側がオゾン水を葉っぱに噴霧したもので、右側が水を噴霧したものです。どちらも虫食いがありました。市販されている小松菜は虫食いが無いので、相当な農薬を使っているか、虫食いを防御する凄い技術が使われているのかと思いました。

 水から生成されたオゾン水が小松菜の生育には悪影響を及ぼさなかったということがこの27日間の生育実験から明らかになったといってもいいのではないでしょうか?

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