オゾン水の濃度表記のお話し
2025.08.07
一般的に濃度表記には[ppm]が使われています。
ppm ・・・・ parts per millionの略
であり百万分の1を表す比率の単位です。[ppm]ということばは誰でも一度は聞いたことがあると思います。そして気体であるオゾンガスでは[ppm]が使われています。
ではオゾン水濃度の場合はどうでしょうか? オゾン水とは水の中にオゾンが溶け込んでいる状態のことを言います。そのため[ppm]という濃度表記は用いられません。水1Lの中にオゾンが何mg溶け込んでいるのかを示すため、[mg/L]という濃度表記を用います。オゾン水濃度1[mg/L]と表記されている場合には、水1Lの中にオゾンが1mg溶け込んでいるということになります。 う~ん、わかりにくいな~、と思われるでしょうか、1mg=0.001gであり、水1g=1cm3ですので、水1L=1,000cm3=1,000gとなります。つまり水1Lの中にオゾン1mgが溶け込んでいた場合の濃度は百万分の1となりますので、このときのオゾン水濃度は1[mg/L](=1[ppm])ということになります。
したがってオゾン水濃度は表記上[mg/L]となりますが、頭の中では[ppm]に置き換えて理解して何ら問題ないでしょう。